日本語教師になるには

日本語教師になりたい…その気持ちは本物ですか?

日本語教師は、決して給料の高い職業ではありません。
正社員の求人は少ないですし、現役バリバリで働く人よりも、リタイアをした人や主婦の人が目指す場合が多かったりします。
そのため、新卒などから日本語教師として働くなら、本当にやりたい気持ちがなければ続かない確率が高いです。
まずは当サイトで、実際に日本語教師をしたことのある人の現場の声を読んでみて下さい。
それでもなおやりたいと思うのであれば、その時こそ一歩踏み出してみてはいかがでしょうか。

韓国で韓国の子どもたちに日本語を教える

私は韓国の田舎に住む主婦です。
下の子を保育園に送ることをきっかけに日本語教師の仕事をしていました。
契約期間があったのですが、最近までしていた内容をご紹介できたらと思います。

 

韓国では他文化家庭における支援、援助等の内容がとても充実しています。
韓国に国際結婚としてきたフィリピン、ベトナム、中国、モンゴル、カンボジア...基本的に移民者女性を対象にセンターがあります。
韓国語を始め、料理、文化、育児における二重言語教育の重要性等の韓国に住むにおいて基本的に無料でサービスを受けることが出来ます。
また仕事のおいても資格の援助、大学においても学費の援助等のサービスもあり、その一貫で日本語教師の資格も教育があった上で 、得られました。

 

教育は、韓国語の発音を始め、授業におけるレクレーション、実技実践等の発表など行われました。
私が受け持ったのは短い期間でしたが10ヶ月、満3歳〜5歳の子どもたちを対象に週に1回、1時間ずつ日本語に触れていきやすいように授業をしていく内容でした。
正直、1回の授業料はとても安くてお小遣い程度かな...というくらいなので経験の為にもという気持ちでした。

 

実際、準備が最初から全て自分でしないといけない面と材料費も実費なため、給料としたら本当にわずかでした。
でも最初であったのでこれを基盤として、授業も増えていけばある程度の収入を得られると聞いて投資しました。
週に1回どういう内容にしていくのか最初から考えなければならなかったので、日本を触れていけるきっかけを最初から持てるようにと浴衣を購入して毎回浴衣で授業するようにしました。
着物を準備するにはあまりに高額だったのと着付けが出来ない面がありました。
浴衣は手軽に通販で買え、着付けの方法はYoutubeで勉強出来ましたし、扱いも楽という面もありました。
また3歳〜5歳という年齢対象だったので、正直どこまで理解出来るのか、という面もありましたが日本語に接するきっかけになるという内容を提供出来るように心がけました。
文字というより、絵で分かりやすく理解出来るようにボードを購入し、マグネットで日本語の文字と合わせるイラストを準備していきました。

 

最初の授業は、浴衣に子どもたちも喜んでくれてとても印象もよく、スタートをきることができました。
授業は、挨拶から始めました。
特に日本語は朝、昼、夜と挨拶が時間帯によって違うということを紹介しました。
韓国も他の国も挨拶においては基本的に1つしかないので、日本語文化においても特徴的だと思ったからでした。

 

しかし、3歳の子どもたちには、どこまで理解出来てるのかなと不安もありましたが、楽しく一緒に過ごすということも目的に授業を毎回進めていきました。
他に日本語だけでなく、日本の文化も紹介するのに折り紙を利用して紙相撲や駒作りをしたりしました。
また、けん玉を紹介するには実際のけん玉だとケガをする可能性もあったので紙コップのけん玉を手作りしたりして、名前を覚えてもらう、という授業も行いました。

 

最初は日本語で家族の人称名などもしていましたが、だんだんマンネリ化していくと幼い子ども達は、ただでさえ集中力がないので授業が難しかったのです。
また、障害がある子どもを預かっている保育園でしたので、クラスに1人いたりすると予想外の動きをするのも大変な面も1つでした。
3歳の子ども達はまだ幼すぎて日本語に触れている段階でしたが、5歳くらいの子どもになると前回覚えた単語などを覚えていてくれて話してくれたりと、授業の効果を実感出来る場面もあり、やりがいがもてました。

 

準備する中で日本語だけでなく、日本の新たな文化や生活において今まで気づかなかった事を、調べて知ることが出来たことがとても良かったです。
日本語教師という仕事は韓国でも、以前から学校の授業ではありましたし、基本的な教え方も学びましたが、今回私が担当した年齢層から文化や生活からの日本語を教えるという形式が主だったので、サイトで日本文化を調べて準備する良い経験になりました。

 

1つ心配があったのは、まさに不買運動が7月くらいから本格的に始まったので正直日本人の立場としては、授業が無くなるのではと心配しました。
授業中でも5歳くらいの子が『日本は悪い』と意味も分かっているのかいないのか、言う子どももいたり心が痛む部分もいましたが、保育士の先生も国同士の問題なだけであって気にしなくていいということで、無事に最後まで授業は無くなることはなく行うことが出来たので安心しました。

 

韓国で仕事をしていくこと、特に日本語を教えていく立場であると社会性問題は避けることが出来ず、子どもの学校においても悩みはつきません。
その事を上の方々がよく今回は理解して下さった中であったので、楽しく子ども達と日本語の授業を過ごせたと思います。

台湾で現地の友人に教えているケース

現在台湾の中原大学に留学中で現地で日本語を教えている者です。
僕の場合はどこかの家庭教師サイトに登録するのが難しい中国語での説明(台湾なので)や外国人枠で登録するための手続きが複雑で面倒だったので、どこかに所属しているわけではなく同じ大学の台湾人に日本語を教えている状況です。
資格も特になく、ネイティブな日本人ということだけで教えています。

 

資格についてですが日本語教師になるための明確な資格は現在ありません。
ですが、採用試験などではほとんどの場合3つの条件のいずれかが求められます。
1つ目は大学または大学院で日本語教育主専攻または副専攻を修了していることです。
要するに大学の日本語教育専攻を履修しているということです。
履修できる大学は全国にあるので調べてみてください。
2つ目は日本語教育能力試験に合格していることです。
日本語教育能力検定試験とは、日本国際教育支援協会が主催していて日本語教育学会が認定している日本語教育を行う専門家として基礎的水準に達しているかを検定する試験で、年に一度10月に実施されています。
3つ目は学位を持ち、なおかつ文化庁が受理した420時間以上の日本語教師養成講座を修了していることです。

 

なかなか条件は厳しく、一般的な大学生には取れそうもないですね。
学歴や専攻など関係なく、条件を満たすとしたら日本語教育能力検定試験合格を目指すくらいでしょうか。
↓のサイトによると通信講座もあるみたいですね。
日本語教育能力検定試験は初心者でも通信講座で合格できます。

 

僕の場合は資格がなくて不安ではありましたが大学生同士での約束ですので、1時間いくらで週何日も相談でき、融通も効きました。
就職のような安定を特に求めない場合はオススメです。
バイト代は正直あまり高いとは言えません。
でもまぁ、友人同士でもあるので、あまり高い金額を要求するのも違うかなと。
将来本業にしたいと思っているわけでもありませんし。
また、資格がなくてもどこかの家庭教師サイトに登録することは可能なのでそちらに登録すると質が良く、やる気に溢れた生徒を探しやすいです。
Facebookにも日本語家庭教師グループなどがあります。

 

仕事のやりがいとしてはまず生徒一人一人の成長度が違う点ですね。
ある生徒は初めからよくできるし自分で勉強もして来るので特にストレスなくスムーズに教えることができるのですが、別の生徒はやはり世界三大難しい言語、日本語ということもあり理解が遅いケースが多くあります。
ただ、そういう生徒も理解するととんでもなく進んだりするのでそういうところを見ると教えてる側としてやりがいや嬉しさ、楽しさを感じました。

 

例えば、僕の教えている男子台湾人学生は初め50音しか分からなくてN5(日本語検定5級)の問題文や選択肢すら読めるか怪しいし意味はわからないなんて状況だったのですが、1日教えてみるとその生徒の好奇心がとんでもないことが分かり、身体の主な部分の日本語と日常的によく使う動詞、さらにN5の問題を完璧に解いてしまうというもの凄い進歩を遂げました。
その生徒もとても喜んでいて、今後ずっとあなたから教えてもらいたいと言ってもらえました。
こう言ってもらった時にとても達成感を感じ、教えることのやりがいってこういうことなんだなと思いました。

 

海外の生徒は基本的に日本語検定を目指して勉強しているようで、そこに照準を当てて教えてあげると喜んでもらえます。
ここでいう日本語検定というのは日本語検定委員会が主催している日本語の知識と運用能力を測定する検定です。
概ね6月と11月の年2回実施されていて、受検者数も多く日本語能力を試す検定の中で最大規模です。
2011年7月に文部科学省の後援も受けていて、外国人にとっては就職に有利なのでそこを狙って獲得しようとしているのでしょう。
ここを理解して教えてあげることで生徒とより良いコミュニケーションを取りながら教えることができると思います。

 

面倒なことというと発音の教え方と理解の遅さにイライラしてしまう自分が面倒というか嫌ですね。
特に英語圏、中国語圏にはない発音が日本語にはあって教えた日は理解して帰るのですが次来ると忘れているといったような状況が多々発生します。
そういう時の対策としては教える側の発音を、スマホで録音してもらうのが早いです。
録音する際ははっきりとした発音を心がけましょう。
また、これは母国語を教える立場の人なら一回はあると思う(あると思いたい)ものなのですが、とてつもなくイラついてしまうことがあります。
なんでそれがわからないの?ということがあると、どうしてもイライラしてしまいがちですし教える集中力が途切れてしまったりします。
ただ、それは僕の経験上自分の教え方が悪いから理解ができないのだと肝に銘じておくことが大事です。
生徒がわからない場合は教える方が未熟なのだと自覚することでスムーズに生徒に理解してもらうにはどうすれば良いかを考えることができます。